2016/04/11

万年筆の生活誌―筆記の近代―を観てきた

Falling Cherry Blossoms

散り際だけど、引いて撮ればなんとか。

日曜に万年筆の生活誌―筆記の近代―を観に、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館に行ってきた。

感想は物足りなかった。
片道2時間かかったからかもしれないし、内容に対して入場料が830円だったことを思い返して引っかかったのかもしれない。

所詮、万年筆というもの自体が小さく、展示スペースを埋めるのが無理なのかもしれない。

とはいえ、幟や店の看板を観せられても、そこから万年筆という文化を窺い知るのは難しい。

それでも、中には興味深い話もあった。第2次大戦で万年筆が携行されていたということは知らなかった。国際条約の調印に使われたことも紹介されていたが(サンフランシスコ講和条約、海軍軍縮条約)、文学作品の原稿など、実際に使われた事実を前面に出した方が良かったのではないか。

日を選んで、講演がある日に来れば良かったのかもしれないが、消化不良で終わった。

帰りに図録と一筆箋を買った。図録は良い物だと思う。